レポート
支えあえる畑 (カレーの日レポート!)
2017年7月8日、「みんなの畑 カレーの日」イベントを行いました。
これまで育ててきた野菜を使って、カレーを作る。ただ、それだけのシンプルなイベントですが、
この日も総勢50名近くの人が集まりました。
そしてなんと、カレーをつくるために、キッチンカーも登場しました。
カレーを作るというシンプルなイベントなのですが、
・テント張りからテーブルセッティングなどの準備をする
・野菜を収穫する(にんじん、なす、るっこら、とうもろこし、ししとう、バジル、などなど)
・野菜を洗う、切る。
・調理する
カレーの食材になる五寸にんじんを収穫
あれあれ、そんなに水を入れて大丈夫〜!?
鍋に刺さっているのは、カレーをかき混ぜるためのとうもろこしの茎
「俺が作ったカレー。味見、する!?」
カレーを作る。それだけではなくて、
・子どもと遊ぶ
・デイサービスの年配の方々と収穫体験する、お話をする。交流する。
・障がいのある人たちと収穫体験する。遊ぶ。交流する。
「あらー立派なナスねー」
引っこ抜くの気持ちいいー
交流する。それだけではなくて、
・ウクレレでみんなで歌う
・スイカの種飛ばし大会をする
・みんなで片付ける
霧吹きをかけられて、喜んでます。「もっともっとー」
本日の、「たくさん食べてくれたで賞!」
(採れたてスイカのお味はいかが?)
カレーを作る!とは言ったものの、そう簡単にはできませんでした。
数え上げたらキリがないほどの作業が詰まっていました。
でも、そこは「みんなの畑」。参加者全員がスタッフであり、みんなが協力してイベントをつくりあげていくことができました。
今回のイベントの朝、印象的なこんなことがありました。
ある障害を持ったお子さんのいる参加者Aさんが当日のみんなの畑参加者のグループメッセージで
「おはようございます!今日は、娘のヘルパーさんが手配できず、パパも仕事なので、泣く泣く不参加です。子供たちも残念がっています(涙)」
とメッセージを投稿したところ、すかさず他の参加者が
「Aさん、娘さんのヘルパーさんいなくても、畑に来られるなら、「私たち(ヘルパー)」は沢山いますよ?でも無理はしなくても大丈夫です!私もできる事はお手伝いさせて下さい。無理はいけないですけど^_^;」
とフォロー。
続いて、他の人が、
「その通りです。それがみんなの畑ですから」、
そして他の人も、
「行政サービスだけに頼らない地域づくりが「みんなの畑」なのでご遠慮なく~」
「わたしも参加するので、お子さん対応しますよ。」とフォローの輪が広がっていきました。
そして、Aさんも結果として参加することができ、イベント終了後、「子供たちを連れて、念願の初参加☀とても楽しかったです。参加を迷っていた時に、『手伝うから参加してみたら?』『来ちゃえばなんとかなるよ!』とあたたかい声かけをして頂き嬉しかったです。ありがとうございました。帰宅後、まだ土の付いた人参を洗ったり、トウモロコシの皮をむきたり、普段なかなかできない経験に大盛り上がりの子供たちでした。」
と嬉しそうな感想をいただきました。
「みんなの畑」の理念が、押し付けられること無く、なにげなくみんなに広まって、目指している「みんなの畑」になってきているような気がしたイベントでした。
これからも、みんなの畑は、農をフィールドに「支え合うコミュニティづくり」を行っていきます。