ノウマチは「農」で野菜と自分たちのまちを育てる西東京農地保全協議会の通称です。「みんなのはたけ」事業の他に、地域の農業体験やイベントのコーディネート事業、ハンディキャップのある方々と農家の就労マッチング、都市農業に関する啓発のための勉強会や講演会の開催、「農」とまちづくりの関係性を調べる研究事業など、「農のあるまち・暮らしづくり」に関する様々な事業を行なっています。
団体名 | 西東京農地保全協議会(ノウマチ) |
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所在地 | 東京都西東京市谷戸町1丁目3ー7 |
TEL | 042-439-3466 |
FAX | 042-439-3466 |
設立 | 2013年 |
役員 | 会長 岩崎智之 事務局長 若尾健太郎 |
ACT
1
つなげる
地域の農業体験や食育イベントなどの企画・運営を行なっています。
例)みんなの畑、食と農の体験塾2016大豆編等
ACT
2
はたらく
仕事としての農作業のお手伝いや援農ボランティアをしてみたい社会的にハンディキャップを持っている方と農家をつなぎます。
例)就労継続支援事業所(B型)と西東京市内農家のマッチング、みんなの畑における同(B型)の農作業実施など
ACT
3
知る
勉強会やシンポジウムなど都市農業について地域の人々が知る機会を提供します。
ACT
4
しらべる
農業や農がまちづくりにどう貢献できるかを科学的に研究する事業を行なっています。
例)農業活動による活動度身体機能の変化
会長
「未来の子どもたちが“先祖の築いた礎に感謝できる地域”」を残したいと考えています。重要なのは、地域のみんなで楽しむこと。全世代が未来志向で集まり、楽しみましょう!
事務局
おもに企画とコーディネートを担当しています。様々な人たちと一緒に地域に「農のある暮らし」が浸透して、住んでてよかったという街にしていきたいです!
芽吹きの春をともに喜び、
陽の照る夏は汗を流そう。
実りの秋をともに感謝し、
凍える冬は春の備えを。
私たち西東京農地保全協議会(ノウマチ)は“農”を通じて、世代を超えた誰しもが暮らしやすい地域づくりに取り組んでいます。
ひと昔前の日本には集落と呼ばれるコミュニティが各地に存在していました。
そこでは人と人とが互いに手をたずさえ、支え合うことで生活が維持できたといいます。
一人暮らしのお年寄りがいれば、ご近所同士で見守り、子どもが生まれれば、地域のみんなで育てる。
夕飯のおすそ分けをしたり、通りすがりに立ち寄ったり、盆踊りの練習をしたり、そんな当たり前だった日常風景が今、急速に失われつつあります。
高度経済成長、バブル崩壊を経て、現代を生きる私たちに遺されたのは「分断されたコミュニティ」でした。
経済成長鈍化による世帯所得の低下から夫婦共働きが当たり前となり、地域から大人の姿が消えました。それにより、「日中、地域に取り残されてしまった子どもやお年寄りを誰が見守るのか」「お互いに顔もわからない地域で、いざという時の助け合いをどうするのか」など、新たな問題が起きます。それぞれの問題に、それぞれの対応がなされることで、社会保障費の高騰、保育所不足、幼児虐待、高齢者の孤独死など、さらなる、社会問題につながる負の連鎖に陥り、とても非効率で危機的な社会になってしまいました。
すでに、その対応費用は、未来の子どもたちの借金となっています。
私たちはまさに今、原点に立ち返る局面に来ているのではないでしょうか。
ただ昔の姿に戻すのではなく、これからあるべき姿を地域の皆さんとともに描き、盛り上げ、築き上げていく。
地域で暮らす一人ひとりの想いがつながっていけば、きっと社会を変えるような大きな力が生まれます。
私たちが地域コミュニティ再生のためのフィールドとして“農”を選んだ理由はシンプルです。
「みんなの畑」には地域の人たちとのかけがえのない出会いがあります。
気軽に相談できる同年代もいれば、さまざまなアドバイスをくれる人生の先輩もいます。シニアの活躍の場にもなりますし、障がい者の就労の場にもなります。子ども同士はすぐに友達になり、普段口にしている食物を一から育てることは良い経験となるでしょう。
そこは楽しく個々人が活躍でき、互いに助け合う、まさに「みんな」の居場所です。
農を通じて地域に顔見知りが増え、お互いに気遣う関係になれば、暮らしやすいコミュニティが自然と形成されていきます。そうして生まれた地域の好循環はやがて日本中に広がり、あらゆる社会問題を解決していく原動力になると信じています。
私たちノウマチの基本スタンスは、地域の一員として、地域の問題を地域で解決していくこと。
そのための第一歩として、まずはつながることから始めませんか。
地域の皆さん、行政の皆さん、企業の皆さん、私たちの想いに共感していただけたら、明るい未来へ共に歩んでいきましょう。