レポート
ノウマチでインターンをして感じたこと
こんにちは、国際基督教大学2年の大場菜津美です。
私は今、サービスラーニングという授業の一環でみんなの畑を運営する「ノウマチ」と連 携事業者である「おとなりさん。」で活動させてもらっています。このサービスラーニン グという授業は、「大学での学びを社会に還元し」、「社会での体験を通して知識や理解 をより深め」、「それを個々の学習活動に活かす」ことを目的としたプログラムです。
もともと農業に興味があったということもありますが、ノウマチで行われている活動がお もしろいなと感じ、ノウマチでボランティアをしたいと思っていました。農業をする場と しては三鷹にも個人経営の農家はたくさんあったのですが、ノウマチでは畑作業だけでな くその活動を通して、地域コミュニティの再生や、まちづくりをめざしています。また、 農業と福祉を関連づけることで問題や課題を解決していこうとしています。そこが他の団 体や農家さんと違っていておもしろいなと思ったところです。
ここがみんなの畑で、水曜日に活動しています。
ノウマチでは、みんなの畑で農作業をしたり、畑の広報活動を行ったりしています。おと なりさん。ではデイサービスのボランティアをしています。約一週間活動してきましたが、 農作業もデイサービスも初めてのことで、新しい発見がいっぱいです。ずっとやってみた かった農作業ができてとても楽しいですし、普段交流することのない高齢者や障害者の方 と交流ができるというのが一番嬉しいです。初めてのことをやったり、見たり、聞いたり することや、幅広い年代の様々なバックグラウンドを持った人たちとの交流は、視野を広 げてくれます。作業に関してはわからないことだらけですが、教えてもらいながら色々挑 戦できるのは良い経験です。
作業をしながらいろいろ教えてもらいます。
バオバブのみなさんと一緒に草取り。
これまでの活動を通して、もっとたくさんの人にノウマチの活動を知ってもらいたいな、 と思うようになりました。 授業で活動先を探している時、インターネットでいろんな団体を探していましたが、なか なか見つけることはできませんでした。ノウマチも先輩に紹介してもらって知ることがで きました。インターネットを使った宣伝が効果的だと思っていましたが、実際はどうなん だろうと疑問に思っています。インターネットでは情報量が多過ぎて見つけるのが大変だ ということを感じたからです。 地域で何か参加する場を探している人や、居場所を探している人、農に興味がある人、ま た、学生の中でも私のように農に関心を持っている人は本当にたくさんいるとおもいます。 そのような人たちにもっとノウマチの活動を知ってもらえるように何かできればいいなと 思っています。